大空町2024年度予算案

2024-02-29 掲載

(大空町/政治)

一般会計0・8%増の92億円

 大空町は27日、2024年度予算案を発表した。一般会計は23年度当初比0・8%増の92億9430万円。大空高校交流拠点施設(生徒寮)増築、消防通信指令台更新などの新規事業を盛り込んだ。特別会計、事業会計を含めた総額は同3・2%増の123億6933万円となった。

大空高の生徒寮増室、消防指令台更新など盛り込む

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 大空高校の交流拠点施設は、24年度に定員を超過する見込みのため、1億8491万円をかけて24人分(10室)を増築。全国からの入学者に対応する。

 119番通報などを受理する通信指令台の更新は2億900万円を計上した。役場庁舎大規模改修は1億3855万円を計上し、電気設備、外構工事などを行って22年度からの事業を完了させる。23年度から2カ年で整備する大空地区河川防災ステーションは、24年度は3億8359万円を盛り込んだ。

 子ども医療費の無償化は、助成の対象を従来の15歳までから高校生世代(18歳まで)に拡充するため2487万円を計上。熱中症対策として、高齢者や身体障がい者のみの非課税世帯を対象に、冷房機器の購入費の2分の1(上限5万円)を助成。100件分に当たる500万円を計上した。

 東藻琴芝桜公園は、将来的な通年利用を見据えて基本計画を策定するため1000万円を計上。芝桜まつりは40回目の節目を迎えるためイベントを充実させる。

 松川一正町長は「必要な社会インフラの整備、少子化対策を実施し、未来を見据え、真に持続可能なまちづくりに向けた各種計画の策定に取り組む」と述べた。(浩)

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