雪解けとともに枯れ草の乾燥が進み、野火など屋外火災が起きやすい時期を迎えた。北見市内では14、15日にごみ焼きなどに起因する野火、18日には大規模な林野火災が相次ぎ発生しており、北見地区消防組合消防本部は、屋外での火の取り扱いに注意を呼びかけている。
昨年、同組合管内(北見市、置戸町、訓子府町)では6件の野火が発生。野火は例年、4~6月に集中するのが特徴で、ごみ焼きや畑のあぜ焼きが風にあおられて延焼するケースが多い。
14日は広郷の畑で枯れ草約600平方㍍が焼ける野火が発生。15日は開成の畑で枯れ草約690平方㍍が燃えた。18日は若松でごみ焼きから周囲の草地に燃え移り5400平方㍍にわたり燃え広がった。いずれも消防隊が消し止め、人や建物の損害はなかった。
同本部はごみ焼き、あぜ焼きなどを行う場合はその場を離れず、強風や空気が乾燥している日は中止するよう求めている。
20日から30日までの「春の火災予防運動」期間中も野火をはじめ住宅火災や放火火災などへの注意を呼びかける。(柏)