北見緑陵高校はこのほど2、3年生の「総合的な探究の時間(探究学習)」に北海道大学大学院地球環境科学研究院の山中康裕教授をアドバイザーに迎えた。生徒達は探究テーマや課題の進め方について助言をもらった。 山中教授は10年以上にわたりサステナビリティの教育と実践に尽力しており、「持続可能な世界・北海道高校生コンテスト」など高校生の教育活動にも力を注いでいる。
2年生は事前に決めた課題テーマや探究の進め方について山中教授らにプレゼンした。少子高齢化によって増大する若者の負担をテーマにしたグループに対して、山中教授は「なぜ少子高齢化になったのか、社会構造の変化にまで考えを広げてみるといいのでは」などと助言した。
授業の最後には「プラスの面が強調されるとマイナスの面が不思議と見えなくなる。皆さんが楽しい話題を提供し、それによって世の中が少し変わるかもしれないというトレーニングを積んでほしい」と探究学習へ期待を寄せた。
3年生はテーマを決めるためのグループワークを行い、山中教授からアドバイスを受けながら活発に意見を出し合った。(理)