「食改さん」の名で親しまれる置戸町食生活改善推進協議会の設立40周年記念式典が11日、置戸町地域交流センターで開かれた。会員と活動を支える関係者ら20人が参加し、健全な食生活の実践と普及活動の継続を誓い合った。
食を通じた健康づくりを行う全国組織のボランティア団体で、町内では1984年に設立。「私達の健康は私達の手で」を合言葉に、食生活に関する学びを自ら実践し、地域ぐるみでよりよい食習慣を広めている。
現在の会員は29人。年3回の研修のほか、手作りみそ講習会の開催や学童保育「くるみの会」への調理実習指導の協力、町広報に「食改さんの簡単レシピ」を寄せるなどの活動を続けている。
式典で会長は「食改の活動は派手さはなく、地味な日々の積み重ねです。この先も諸先輩達の歴史に新しく花を咲かせながら皆さんと一緒に進んでいきたい」と挨拶。
式には協議会の設立を支えた町の元保健師の2人が招かれ、当時の思い出などを振り返った。その中で2人は「当時から皆さんの団結力はすごいと思っていた」「食改さんは置戸の宝になったと思う」などと、パワフルに活動を続ける会員達を讃えた。
式典のほか、40周年記念としてこれまでに手がけた100を超える料理をまとめたレシピ集も発行した。(理)