美幌町の友好姉妹都市ニュージーランド・ケンブリッジから訪問団が17日に来町した。ワイパ地区副首長のリズ・ストルウィックさんら10人。平野浩司町長らを表敬訪問したほか、両地区の友好に尽力した故・マレー・マックスウェルさんの慰霊碑に献花した。
両地区は1997(平成9)年に友好姉妹提携を締結した。ケンブリッジからの訪問団来町は7年ぶり。平野町長、戸澤義典町議会議長をはじめ昨年11月に当地を訪ねた訪問団のメンバーらが役場庁舎で一行を出迎え、再会を喜び合った。
平野町長は「町民を代表して歓迎します。昨年、歓迎していただいたことが昨日のことのよう。体調に気をつけて滞在を楽しんでください」と歓迎。リズ副首長は「ずっと訪れたいと思っていました。友好が今日まで続いてきたことがうれしいです。留学でケンブリッジに来ていた高校生に会えるのが楽しみ」と話した。
この後、役場敷地内にあるマレーさんの慰霊碑に献花し、全員で黙とう。妻のロビンさんは「ここに来ることができてうれしい。夫が美幌とケンブリッジを愛し、友好関係を築いたことをとても誇りに思っています。美幌の皆さんがこの場所を守ってくれていることに感謝します」と涙を流しながら述べた。
訪問団はホームステイをしながら町内の公共施設や農場を視察し、生け花や茶道も体験。19日は交流パーティーに参加し、20日に離町した。(浩)