産業用ドローンの活用事例などを紹介する講演会が12日、北見市民会館で開かれ、ドローン事業を展開する桑原電装スマートビジネス事業部部長が「オホーツク圏域におけるドローン活用の現状と今後」について語った。
講演会はオホーツク管内消費者協会連合会が主催し、40人ほどが聴講した。同社はドローンの販売やメンテナンス、スクール事業などを手掛け、中でも農薬散布や牧場管理などに使用する農業用ドローンで高い実績を持つ。
講演では、ホビーユースの小型タイプから大型の産業用まで様々なドローンの種類を紹介。併せて「ドローンを飛ばすには知っておかなければならないことが多い」とし、ドローンを安全に運航するための関係法規や罰則、ライセンスについても説明。「ドローンはネットでも手軽に買えるが、法律などをきちんと理解し、事故や法令違反を起こさないことが重要」と述べた。
同社が把握するオホーツク管内の農業用ドローンの機体数は79台、ライセンス保持者は235人。「農業用ドローンの必要性を高めていくことが業界全体の規制緩和につながるのではないか」とした。(柏)