最後の大舞台で最高の走りを

2024-11-14 掲載

(美幌町/スポーツ)

美幌北中学校陸上部駅伝女子チーム

 美幌北中学校陸上部の駅伝女子チームが、10月に十勝管内新得町で開かれた北海道中学校駅伝競走大会(女子1部)で優勝した。5区全てで区間賞を受賞する圧倒的強さで、12月に滋賀県で開かれる全国大会に臨む。全国大会は3年連続。出場が見込まれる3年生5人は、8位以内の入賞を目標に掲げ「このメンバーで走るのは次が最後。最高の走りをしたい」と張り切っている。

圧倒的強さで道中学駅伝大会制覇
いざ全国へ

前列左から久保さん、反怖さん、細川さん、上原さん、飯山さん。後列左から松井さん、石川さん、山口さん == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
前列左から久保さん、反怖さん、細川さん、上原さん、飯山さん。後列左から松井さん、石川さん、山口さん

 女子1部は、1区と5区が3㌔、2区から4区までが2㌔で合計12㌔。北中は1区から順に久保柑奈さん、反怖(たんぷ)ひよりさん、細川瑠花さん、上原穂香さん、飯山旭さんの3年生5人が出場。松井杏美李さん、石川知優さん、山口珠依さんの2年生3人がリザーブメンバーとしてチームを支えた。

 久保さんが先頭に立ってからゴールまで一度もトップをゆずらず、2位に4分近くの差をつけて走り切った。

 全国大会は、アップダウンがある芝のクロカンコース。3年生5人が1年生だった22年は41位、23年は大会前にメンバーが病気やけがに見舞われて38位だった。

 今年の全国に向けては、長距離の走り込みを増やし、クロカンを想定して美幌みどりの村森林公園を走った。

〝このメンバー〟での入賞目指す

 エース区間の1区を担う久保さんは「大会まで練習を重ね、自信を持って走られるようにしたい。10番以内でたすきを渡せたら」と意気込む。

 反怖さんは「積極的に行き、ラストスパートでも順位を上げられる走りをしたい」、細川さんは「万全な体調で練習できているので、最初からスパートまで全力を出し切りたい」と抱負を述べる。

 上原さんは「昨年は(病気で)走ることができなかったので、その分も出し切ります」、アンカーの飯山さんは「粘り強く全国でも通用する走りを見せたい」と意気込んでいる。

 陸上部顧問の大西大教諭(47)は「全道は安心して見ていられました。全国に向け、長い距離にも耐えられる足腰になってきている。力を出し切ってほしい」と期待している。(浩)

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