北見カーリングホール整備後に移行する学校が急増
市内では従来から、冬季の体育授業としてスキー、スケートが取り入れられていた。かつてはほぼすべての小学校が自前のスケートリンクを造成していたが、リンク作りの負担が大きいことなどから造成を断念し、スケート授業を行う学校が減少した。
常呂自治区では以前からカーリング授業が行われていたが、2020年、北見自治区に新たな施設が完成してからはカーリング授業を取り入れる学校が急増。今年度は小学校22校のうち13校、中学校は13校のうち12校が北見、常呂のホールでカーリング授業を実施している。
小学校では学年を分けてスキーやスケート、カーリングを行う学校が多い一方、中学校ではほとんどの学校がカーリングに一本化。このうち東小学校は昨季まで全学年スキー授業だったが、今季は1~3年がスキー授業、4~6年がカーリング授業となっている。
天候に左右されず
用具購入費などの負担も少なく
カーリング授業のメリットについては、一般的に屋内のため天候に左右されずに実施できる点や、用具の購入など保護者の費用負担が少ない点、五輪メダリストを輩出した地元のスポーツに親しめる点などが挙げられる。
1年通して授業で利用
午前中などは予約でほぼ埋まり
同カーリングホールによると、現在、カーリング授業は5、6月のメンテナンス期間を除きほぼ通年で利用があり「午前中から午後3時まではほとんど授業の予約で埋まっている状況」という。
北見の冬季スポーツ授業が大きく様変わりしている。(柏)