子ども達が身体障がい者と遊びながら向き合い方を考え、学ぶ体験型授業「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が21日、北見の若松小学校で開かれた。全校生徒22人が講師の車いすパラパワーリフティング選手、戸田雄也さんと元気いっぱいレクを楽しんだ。
戸田さんははじめに自己紹介を兼ねて自身の障がいなどを語り、得意なスポーツにより現在の自分があるとして「得意なことをやれば道は開ける。できる、できないではなく『やってみる』ことが大切。チャレンジを重ねて得意なことを見つけてみて」と挨拶した。
この日のレクは「かたき」。子ども達は3つの班に分かれて車椅子に座っている人とそうでない人、どちらも楽しむには?というテーマで「車いすや足にボールが当たってもセーフ」や「コートの中央に跳び箱を置いて安全地帯を作る」などの特別ルールを考えて発表した。
それぞれのルールで遊びながら改善点や良かった点をまとめ、最後には戸田さん含め全員が全力で楽しめる「かたき」を作り上げた。
6年生児童は「すごく楽しかったし、勇気をもらえた。私も戸田さんみたいに色々なことにチャレンジしたい。これから先、障がいを持った子がいても今日みたいな特別ルールを作って皆で一緒に遊びたい」と笑顔で話していた。 (結)