高知市で踊られる「正調よさこい鳴子踊り」の普及に励む北見正調よさこい振興会は5日、北見工業大学で同大の海外留学生と市民を迎えての交流体験会を開いた。言葉の壁を越え、正調よさこいで心を一つにして楽しんだ。
同会は姉妹都市・高知市との交流を目的に、昨年発足。体験会は今年の北見ぼんちまつりで留学生が正調よさこいを体験した縁から、授業の一環で踊りを交えた市民交流の機会を設けた。
かねてから正調よさこい踊りに親しむ市民8人を講師に、台湾やモンゴル、フィンランドから訪れている短期留学生11人が踊りを練習。鳴子の持ち方、鳴らし方から覚え始め、30分ほどで大まかな振り付けを覚えた。最後はそろいの衣装を着て「よっちょれよ、よっちょれよ―」の音楽に合わせて練習成果を披露した。
台湾からの留学生(22)は「手と足を一緒に動かすところが難しかったですが、皆さんと踊れて楽しかった」と話していた。(理)