厳冬の北見市常呂の前浜に現れる、透明な氷の塊が今冬もお目見えした。北見市観光協会常呂支部による公募で昨季「龍氷〜ドラゴンアイス」と名づけられた氷塊。流氷が接岸するまでの短い期間に、美しくも儚い精一杯の輝きを放っている。
海が荒れた後に出現することが多いが、メカニズムは複雑で幻の氷塊とも言われる。
昨年12月中旬から出現し、21日には常呂川の河口付近から常南ビーチにかけて約100㍍の砂浜に直径20〜40㌢ほどの氷が約50個ほど打ち上げられた。なかには「ドラゴン」の名の通り龍の模様を刻む氷も。朝日や夕陽に照らされ、宝石のごとく輝いていた。