北見市立小中学校の児童会、生徒会役員がいじめ問題について意見をかわす「いじめのないまちづくり子ども会議」がこのほど、北見北中学校で開かれた。
市教委主催。一人ひとりがいじめを身近な課題として捉え、いじめ根絶に向けた主体的な取り組みにつなげようとするもので、21校から児童生徒44人が参加した。
はじめに市教委いじめ・不登校対策コーディネーターの片桐聡さんが市内のいじめの実態やいじめの特徴などについて解説。それらを踏まえ、グループに分かれ「どうしていじめは起きるのか」「いじめを防ぐために児童会・生徒会、個人として何ができるか」の2テーマについて話し合った。
各グループからいじめの原因について「相手を軽視している」「価値観の違い」「いじめだと気が付いていない」「相手が傷つく様子をおもしろがっている」「ストレス発散」などの意見が上がった。いじめを未然に防ぐためには「ほかのクラスや異学年交流の機会を増やし、1人ひとりのいいところを見つける機会をつくる」「いじめについての動画を見る」「あいさつ運動」などのアイデアが上がっていた。
子ども会議を終えた相内中2年の生徒は「相手を認め合うことがいじめをなくす第一歩だと思う。斬新だと思う取り組みもあり、自分の学校でも実践していきたい」と話していた。 (理)