第24回全日本自動車整備技能競技大会(日本自動車整備振興会連合会主催)がさきごろ、東京都内で開かれ、北見地方自動車整備振興会チームの廣井晃彦さん(41)=湧別町農協車輌整備工場=と佐々木昭弘さん(46)=清里町農協農業機械センター=が全国優勝した。同振興会の優勝は2011年の18回大会以来12年ぶり3回目。

　競技は2人1組で行い、不具合や気になるところを聞き出す「問診」、故障箇所の点検・修理などの「実車競技」、測定などの基礎知識を問う「基礎競技」、「納車説明」の合計ポイントを競う。

　廣井さんは前回に続き2回目の出場。佐々木さんは今回が初参戦で、監督を務める同振興会の小野優真さんが2人をマッチングした。

　大会の2カ月前から準備を始め、週2～4回の練習をこなした。2人は「時間内に競技を終えられるように効率を考え、何度も手順を変えながら反復練習をしました」(廣井さん)、「移動時間や昼休みを利用して暗記とシミュレーションを繰り返しました」(佐々木さん)と準備万端で本番に挑んだ。

　結果は、1000点満点のうち合計945点を獲得し、出場47チームの頂点に。廣井さんは「たくさんの方々の協力と応援のおかげで良い結果を残すことができ、本当にうれしい。今後も知識と技術を磨きたい」。佐々木さんは「優勝できて素直にうれしい。これからも今まで通り地域に貢献できるよう整備に携わっていきたい」と喜びや抱負を語っている。　(柏)