北見地方剣道連盟(内田圭治会長)は13日、北見市武道館で「鏡開き・初稽古会」を行った。約100人が参加。初めての試みとして、剣道の形に合わせて箏(そう・こと)の演奏が披露され、気合が入った中にも厳かな気持ちで新年の活動をスタートさせた。
鏡餅に向かい、鋭い掛け声とともに刀を振りおろす鏡割りで開幕。筝の正派邦楽会の大師範ら3人が「六段の調」を演奏し、会場を正月の雰囲気に包んだ。
同連盟の山本憲志さん(教士七段)と鈴木まゆさん(同)の2人による「日本剣道形」の演武に合わせ、十三絃と十七絃の筝で「さくらの主題による六つの変奏曲」を合奏。武道と伝統楽器の和のコラボが、例年とはひと味違う雅やかな鏡開きを創出した。
初稽古に向けて、最初に雑巾掛けを行い、道場に感謝。竹刀を交えた後は鏡餅のお汁粉を味わい、今年の精進を誓い合った。 (寒)