イオン北海道の提案に北見緑陵高校の生徒達が応え、地元留辺蘂の特産白花豆を使ったコロッケが完成した。高校生は17~19日、イオン北見店食品売り場で販売も経験もした。20日以降は同店そう菜コーナーに並ぶ予定。
イオンのうち道内8店舗がそれぞれ地元の食材を活かした「高校生コラボコロッケ」を考えてもらおうと企画。釧路の店ではユニークな高校生スパカツコロッケが誕生したそう。
北見店での商品開発を担当したのは、同校家庭科の授業で「フードデザイン」を選択する2年生5人(写真)。来年で閉校となる留辺蘂高校の特色のある教育を引き継ぎ、昨年は白花豆を使った洋菓子モンブランを作成した。今年は同店の提案を受け、白花豆を使った料理に挑戦することに。
昨春、畑に豆をまく作業から開始。メンバーの坂本心和(まなと)さんは「水やりの加減とか、特に無農薬の栽培は難しいことが分かった」と振り返る。レシピを作成し、製造をサンマルコ食品に依頼。「白花豆の風味が生かされた商品になりました。弁当にこんなコロッケが入っていたら嬉しいですね」と自画自賛、胸を張って勧める。
同店は「高校生が生育から携わり、製品の栄養価まで考えて作った一品。地域おこしの取り組みはぜひ応援していきたい」、高校生らは「留辺蘂高校の特色ある伝統教育を来年以降も引き継いでいければ」と話す。
店内そう菜コーナーでの販売は商品がなくなりしだい終了。 (寒)