北見工業大学生協は、JAつべつから寄贈された特別栽培農産物を使い20~24日、学食に「たまねぎたっぷり~」シリーズなど期間限定メニューを加えた。学生がさっそく注文し「味が濃くておいしい」などと好評を得ている。
同大学は2022年に農協との間では初めて、JAつべつと連携協力に関する基本協定を締結。「農業と工業という異業種間の壁をなくし、互いに協力して発展できれば」と町内の畑でスマート農業の実証実験を行うなど各種研究・教育に取り組んでいる。
同JAの寄贈は3回目。今回は減農薬の特別栽培玉ねぎ20㌔㌘詰め10箱、同じく特別栽培じゃがいも10㌔㌘詰め10ケース、オーガニック牛乳900㍉㍑入り10本を寄贈した。
同学食が初日に提供した「たまねぎたっぷり親子丼」は行列ができる人気ぶり。1日で約200食販売した。また「たまねぎ丸ごとカレー」は真ん中に玉ねぎ1個がドーンと載った一皿。「たくさん玉ねぎを頂いたので実現した限定メニュー。蒸すとなおさら甘味が際立つので、スパイスを加えて調えた」と工夫したそう。「特栽じゃがバター」「オーガニック牛乳プリン」も学生の興味を誘った。
食堂内では、両者が共同研究する土壌サンプル採取ロボットや除草ロボットの開発などを紹介する6枚のポスターセッションと、実際に畑で実験する様子の動画が放映され、関心を引いていた。 (寒)