交通事故防止に多大な貢献をしているとして株式会社坂口精肉店(本社・北見市北央町、坂口政義社長)が北海道警察から表彰された。道警北見方面本部交通課の河野芳範課長が27日同社を訪れ、飲酒運転根絶の取り組みを通し市民の交通安全意識高揚に努めているなどとする道警本部交通部長感謝状を伝達した。
道と北海道交通安全推進委員会が指定する「飲酒運転根絶宣言飲食店」の取り組みに理解を示し一昨年11月、同社が経営する焼き肉店「味覚園総本店」が市内初の登録店となった。楽しい飲食を—の合い言葉の下、ハンドルキーパーのチェックなど来店客への積極的な声掛けに努めている。
坂口社長によると、「飲酒運転根絶宣言飲食店の取り組みは、同じビルに入る飲食店ぐるみでの取り組みに広がった」という。また社内向けに交通事故防止の社員研修を毎年開催するほか、アルコール検知の呼気検査を出勤時に実施している。
河野課長は「飲酒運転は重大事故になりかねない。取り締まり強化の一方、民間の取り組みは心強い」と感謝状を手渡した。坂口社長は「全社挙げてこれからも取り組んでいく」と受け取った。 (寒)