交通死亡事故の発生を受け、北見警察署は道路管理者・交通安全各団体と合同で7日、現場診断を行った。北見市内の死亡事故は一昨年11月25日以来。出席した17人は当日の路面状況や事故発生の原因などを情報共有し、再発防止策を探った。
発生現場は市中央三輪2の市道西7号。三輪通との交点から南に約100㍍の地点で1月31日金曜日の午後4時45分頃、西7号線を国道方向から北に向かっていた乗用車と三輪通を右折し西7号線を南に向かっていた軽自動車が正面衝突した。
同署によると、この事故で乗用車を運転していた同市内の80歳の男性が死亡。両車ともに乗っていたのは運転者のみで軽自動車の30代の女性は軽傷だった。
現場診断で、路肩に雪が積み重なっているものの幅員は約7・5㍍と対向車がすれ違うのに十分であることを確認。市道の管理者は「西7号線は緩やかな坂があり、比較的スリップ事故の発生が多い市道。当日朝にビリ砂利を散布していたが、夕方の発生時刻はアイスバーンの路面状況だった」と報告した。
車の損傷は互いに小破でエアバッグが作動した形跡はないと同署交通課の鵜川英一郎課長。「事故発生を受け、翌日から赤色灯を点け交通パトロールを実施しており、今後は高齢運転者の安全対策も強化したい」構え。 (寒)