雪舞う北見市内の住宅街で、群れをなすスズメ達にカメラを向けた。寒風に身を縮めるかのように、体をふっくらと膨らませ「今日は寒いね」と言っているようにも見えるから面白い。
冷え込みが厳しい朝や風の強い日など、寒さをしのぐために羽毛に温かな空気の層をつくり、一回りふっくらとした可愛い姿となるスズメ達。その姿は「ふくらすずめ」と呼ばれ、俳句の季語や和服の帯の結び方にもなっており、縁起物とされる。
また、人間に近いところで暮らすスズメは「厄をついばむ」とも言われている。もふもふのスズメ達の御利益にあやかり、この冬を健やかに乗り切りたいものだ。 (理)