北見市北光、とん田東町、本町、常盤町などをエリアに活動する北見市第6民生委員児童委員協議会(大野義子会長)は15日、同市本町にある金融機関の出入り口で、特殊詐欺被害防止を呼び掛ける啓発活動を行った。
市内でも特殊詐欺の被害が発生しており、「他人事ではない」と不安が募ってきたのが活動開始の理由。北見警察署や北見市役所に「活動してもよいか」と相談し、快諾を得て北見地域防犯協会などが金融機関店舗前で活動する日に合わせ「市内で手の回らないところのお手伝いを」と買って出た。昨年10月から2か月に1回独自に取り組んでいる。
のぼり旗や揃いのビブスは、活動資金の中から「みんなのためになれば」と補助金を充てて新調した。
この日は同協議会の3人が出向き、木田章副会長は「昨日も市内で被害があったようだ。何とか未然に防ぎたい」と防犯協会などから提供されたチラシを配った。さらに「心配事など、お気軽にご相談ください」と呼び掛ける同協議会オリジナルの啓発グッズも手渡した。
同署生活安全課並びに同防犯協会は「自主的なボランティア活動でありがたい。ふだんからお年寄り達と接している方々なので心強い」と感謝していた。
大野会長は「年金詐欺は許せない。日頃から住民にお声掛けをしている活動の延長です。広まればいいですね」と話し、今後も取り組んでいく考え。 (寒)