人口減少社会に挑戦するための施策集として、網走市は「第三期 総合戦略」を策定した。戦略期間は2025(令和7)年度~29年度の5カ年。総合戦略は水谷洋一市長の〝肝入り〟として10年前から取り組まれているが、人口減少に歯止めはかかっていない。最新版の総合戦略の一部を紹介する。
現在の網走市の人口は3万1470人(3月末)。第三期総合戦略では、2050年に「2万1159人」の確保をめざし、実現するための施策を盛り込んでいる。
減少ペースが推計上回り
第一期総合戦略(2015年に策定)では、2040年の人口を「3万2900人」確保することをめざしていた。しかし、人口減少ペースが推計値を上回っていることなどから、〝目標〟と〝現状〟は大きくかい離してきた。
こうした状況を踏まえ、第三期総合戦略では、人口確保目標値を〝下方修正〟し、2050年「2万1159人」とした。