斜網1市5町ごみ処理施設 

2025-07-04 掲載

(網走市/社会)

美幌に建設を決定
メタンコンバインドやめ 焼却のみに

 斜網地区の1市5町(網走市、美幌町、大空町、小清水町、清里町、斜里町)からなる「廃棄物処理広域化推進協議会」(会長、水谷洋一網走市長)は、広域ごみ中間処理施設の建設候補地を美幌町報徳に決めた。処理方法は、当初予定していた生ごみ等メタン発酵施設(メタンコンバインド)はやめ、焼却のみとする。

住民との合意形成踏まえ、着工へ

 中間処理施設の建設候補地は、第三者委員会による「総合評価」を踏まえて決定。総合評価では、美幌町のほか大空町東藻琴地区、清里町の4カ所が候補に挙がり、第三者委は美幌町が最適と判断した。

 同協議会は第三者委の判断を踏まえ、広域ごみ中間処理施設の建設候補地を美幌町報徳の下水終末処理場近くの土地(総面積約1万4千平方㍍)に決定。施設建設費は約122億円を見込む。

 1市5町は今夏以降から来春にかけて住民に説明し、合意を得る。合意形成がスムーズにいけば、2028年度着工、31年10月~32年7月の稼働を見込んでいる。

 同協議会は当初、中間処理施設の建設予定地を大空町東藻琴地区としていた、しかし、予定地から産廃が見つかったことなどから〝白紙〟となった経緯がある。

 また、当初の処理方法には、発酵させた生ごみなどによるメタンガスを利用して発電させるメタンコンバインド方式を視野に入れていた。しかし、国の交付金制度の内容が変更されたことに伴い、1市5町の負担が当初より膨れ上がることから、美幌町に建設する中間処理施設の処理方法は焼却のみとする。 (大)

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