
北海道大学公共政策大学院の学生団体HALCC(ハルク)が18日、検討を続けてきた津別町内の看板デザインの最終成果を佐藤多一町長に報告した。
ハルクは2024年度以降、佐藤町長の意向を受けて、町内に必要と思われる新たな看板のデザインを模索。津別高校の生徒や町民と看板を視察したり、話し合う5回のワークショップを開いたり、意見を募集するなどして検討してきた。
この日はリーダーの松田涼花さんらがさんさん館、21世紀の森キャンプ場など5カ所計7点の看板デザインを報告。シカとの衝突事故が多い道道51号(津別陸別線)の看板として、リアルなシカのイラストと、電光掲示板風の「注意!!」の文字を組み合わせたデザインを提案した。
双子の桜の周辺では、バス停をサクラの花びらの形にしたり、双子の桜と津別町の歴史を4コマ漫画で紹介する看板を提案した。
報告を受けた佐藤町長は「観点に感心させられました。まちなか再生基本計画には『ようこそつべつゾーン』もあり、当然、看板が必要になる。担当からのヒアリングを楽しみにしたい」とお礼を述べた。
報告後、松田さんは「高校生もそれぞれの興味や得意なことを生かして積極的に参加してくれました。良い提案ができたかなと思います」と話した。 (浩)