北海道は8月22日~10月31日(71日間)を「秋のヒグマ注意特別期間」に設定し、ヒグマに注意を呼びかけている。今年度は市街地周辺での目撃情報が多数寄せられ、人身被害も発生していることなどから、例年より10日前倒しで期間を設定した。
調べによると、人身被害は春と秋に増加する傾向があり、山菜採りやキノコ採りに出掛けて被害に遭うケースが多い。キノコ採りが盛んな9月、10月はクマが冬眠を控えた時期で、えさを求めて活動が活発化するという。
ヒグマに遭遇しないための対策として道は「事前に道のヒグマ出没情報などを確認する」「単独行動は避け、複数人で行動する」「音(鈴や笛、話し声)を出しながら歩く」「食べものやごみの管理を徹底する」などを推奨。
万一遭遇した場合は落ち着いて行動し、クマを刺激せず静かにその場から立ち去るなどの対応を求めている。
クマを目撃した場合は市町村役場または警察に連絡を。