タンチョウ2羽、田んぼで昼食

2025-09-04 掲載

(北見市/話題)

落ちた稲穂ついばみ

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 国の特別天然記念物のタンチョウが北見市端野の水田に現れた。近年は北見市内でも確認されているが、この季節の端野の水田で確認されるのは珍しい。

 道の調査によると、2024年度の道内生息数は、1952年の観測開始以来最も多い1927羽の確認とされている。

 8月28日昼頃、市端野町三区の通称・旧国道沿いの田んぼに2羽を見掛け、100㍍以上離れた場所からカメラを向けた。

 首を曲げて田んぼに落ちた稲穂をついばんでいる様子。ときおり交代で首を上げ、周囲を警戒する仲の良さから2羽はつがいと思われた。

 過去に市内では豊地や相内、東相内、常呂地区で出没し、近郊では濤沸湖や訓子府町などでの情報はあるが、本紙では端野での確認はほとんどない。釧路湿原などの繁殖地の環境変化なのか、生息数増加の影響なのか、飛来の理由は定かではないが、端野の田んぼが気に入ったようだ。厳しい越冬に向けて、食害を与えない程度に〝新米〟を堪能し、体力を蓄えているようだ。(寒)

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