病院搬送後、病院での迅速な治療につなげるため、北見地区消防組合は「救急隊が知りたい情報6項目」の周知に努めている。また、その場にいる人が行うと良い「119番から救急隊到着までの行動4項目」を公表し命を救う行動を呼び掛けている。これらは緊急事態の際の高齢者施設職員に向けたマニュアルだが、一般家庭や事業所などの対応でも当てはまることから参考として覚えておきたい項目だ。
反応がない、呼吸をしていないなどの緊急事態の際に、現場に来た救急隊に伝える。
①倒れている人の名前・生年月日
②発生の状況
③最後にふだんと変わらない姿を見た時刻
④かかりつけの病院と既往歴、飲んでいる薬の情報やおくすり手帳
⑤蘇生を望まない書面の有無
⑥AED装着後の電気ショックの有無・回数
一方、反応がない、呼吸をしていないなどの傷病者を発見した場合の一連の流れは
①人を集め、119番通報する(1人の場合は119番優先)
②胸骨圧迫とAED装着
③救急隊が知りたい情報を基に情報整理する
④整理した情報を救急隊に伝える