
美幌高校美術部の山岡優実さん(1年)が不法投棄の防止を訴えるポスターを制作し、20日、過去に不法投棄があった陸上自衛隊美幌駐屯地北側に関係者と設置した。1年間掲示される。
ポスターは、2015(平成27)年に駐屯地北側で不法投棄の事案があったのを受け、美幌警察署などが美幌高校美術部に制作を依頼。毎年作品を入れ替えながら根絶を呼びかけている。
今年は山岡さんが制作を担当。目を描いて擬人化した空き缶やペットボトルなどのごみが、捨てる人を見つめる構図で「あなたはいつも見られている」というメッセージ文で注意を呼びかけるアクリル画。制作に10日間ほどをかけたという山岡さんは「『ポイ捨ては許さない!』という思いを込めて描きました」と話した。
20日は現地で美幌警察署、美幌町防犯協会、陸上自衛隊美幌駐屯地立ち合いのもと貼付式が行われた。防犯協会の合田政洋副会長は「すばらしい作品を描いていただいた。協会としても不法投棄が少しでも減るよう活動したい」と感謝を述べた。 (浩)