
管内の各公立高校で1日、卒業式が行われた。今年度で閉校となる北見市内の留辺蘂高校では最後の卒業証書授与式があり、卒業生20人が思い出深い学び舎を巣立った。生徒数減少を背景に、77年の歴史に幕を下ろす。
同校は1948年に北見高校留辺蘂分校(定時制課程普通科)として開校。53年に全日制課程普通科を設置し、2000年には総合学科へ転換した。市内唯一の総合学科として地域とともに柔軟な学びを提供してきたが、生徒数減少などにより23年春の入学者を最後に募集を停止した。
式では一人ひとりの名前が読み上げられ、卒業生は津辻和典校長から卒業証書を受け取った。津辻校長は式辞で「留辺蘂高校での特別な経験を強みに、新たな場所でもそれぞれの歴史を築いてほしい」と、はなむけの言葉を送った。
卒業生を代表し、加藤綾音さんは「行事を重ねる中で支え合える仲間になれた。最後の生徒として、この仲間と卒業できることを誇りに思います。私たちの成長を見守り支えてくれた留辺蘂高校に心から感謝します」と述べた。
在校生のいない卒業式を終え、最後のホームルームでは担任が卒業生一人ひとりに言葉をかけ、涙ぐむ姿も見られた。最後は全員でクラッカーを鳴らして門出を祝い、笑顔と涙で記念写真に収まった。
同校の卒業生はこの日で計1万294人となった。(理)
