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平和訴え社会貢献するグエン・ドクさんに感銘

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2020/01/08掲載(北見市/社会)

北見の柴田専介さんベトナムで3回目の対面

 北見市栄町の建築士・柴田専介さん(㈱柴田組代表取締役)が、昨年8月に北海道YMCAが実施するベトナムボランティアワークに参加し、ベトナムで、グエン・ドクさんとの再会も果たした。「ドクちゃんとゆっくり話す時間ができて、とてもラッキーだった。貴重な時間を過ごすことができました」と充実感をにじませる。

活動は多岐に、そしてとても日本好き

ドクさん家族と柴田さん(写真右)

ドクさん家族と柴田さん(写真右)

 ベトナムで小学校の校舎を建設するボランティアに柴田さんが参加したのは3年ぶり7回目。

 ボランティアワークでの体験記は、昨年帰国後に本紙で紹介し、ドクさんとの再会の様子も掲載した。

 柴田さんが掲載紙をSNSに上げたところ、ドクさんは柴田さんを「ワンダフル フレンド」と自身のSNSで紹介したという。

 ドクさんは、兄のベトさんと下半身がつながった状態で生まれた。ベトナム戦争での枯葉剤の影響の可能性が高いとして、当時日本でも大きな関心となった。1988年に分離手術が行われ、2007年に療養中だったベトさんが26歳で死去。ドクさんは2006年に結婚し、男女の双子の父親となっている。

 「今回のボランティアワークではやはり、ドクちゃんと会えたことが大きいですね」と柴田さんは話す。

 柴田さんがドクさんと初めて会ったのは、ドクさんが19歳の時。まだベトさんが亡くなる前で、場所はホーチミンの病院だった。

 今回は通訳の女性を通じてドクさんと3回目の対面。ドクさんの家族とともにベトナムのレストランで食事を楽しんだ。

 ドクさんは現在、ベトナム外務省関係の仕事をするほか、広島国際大学客員教授や特定非営利活動法人代表もしている。ドクさんと話した柴田さんは「ドクちゃんは日本にとてもお世話になったと言っており、日本がとても好きな様子だった。平和を訴え続け、社会に貢献している。素晴らしいことだと思う」と語る。

 また、今回の訪問で、ベトナムが変化していることを実感したそう。「最初にベトナムに行ったときには物乞いをする人が多かった。10年を経てそういう人は減り、今はすごく治安がよくなっていると感じました」。

 校舎建設ボランティアでは、以前は作業を子ども達が手伝うなど交流する機会があったが、今回は日程などの事情でかなわなかった。「子ども達と触れ合う機会が少なくて寂しいですね」と残念がる。

 最近は、日本語を勉強しているベトナムの大学生と、SNSを通じて交流をしているという。「日本にあこがれているベトナムの人が多いようで、うれしいですね」と日本とベトナムの今後の友好に期待している。   (菊)

 

ベトナムの思い出を語ってくれる柴田さん

ベトナムの思い出を語ってくれる柴田さん

1999年の初対面時

1999年の初対面時

2001年の再会時

2001年の再会時