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2020/01/27掲載(北見市/本誌連載)

“奇跡の野菜”レッドビーツの魅力を発信

 北見市常呂町土佐の芥川農場の夫(38)・妻(39)は鮮やかな紅色が特徴の野菜「レッドビーツ」の魅力を発信している。色付けを料理で楽しむ一方、成分に有効な栄養素が含まれることが分かってきた。その名も「奇跡の野菜」「食べる血液」。消費者もおすしやパン、漬物、ヨーグルトにとアイデアを膨らませてSNS発信する。初春らしい明るい一品を紹介してくれました。

北見市の芥川農場、瓶詰のソースに
栄養豊富で“食べる血液”とも
色付けや隠し味としてレシピ考案

レッドビーツ

レッドビーツ

 レッドビーツは地中海沿岸原産のビートの仲間。農水省北海道農政事務所北見地域拠点によると、北海道でも少しずつ作付けが増えているそう。芥川さん方では横浜に住む妹さんからの要望で5年ほど前、栽培してみたのが最初。畑作三品を生産する農家の3代目で、ちょうど「冬場の加工品づくりをやってみたいね」と話していたところだったそう。

 ロシア料理の定番ボルシチに入れる具としての注文だったが、ふだん使いの食材でもなく、妻は「色がきれいで何かに活用できないか」といろいろ調べ始める。そんなとき、たまたま行った東京農業大学オホーツクキャンパスの収穫祭で一人の研究者教官と再会する。

 夫妻は同大の同窓生。食品科学科の妻がレッドビーツの栽培の話をすると、教官が加工業を手掛ける先輩OGを紹介してくれた。そして誕生したのが瓶詰の「Velvet Source(ベルベット・ソース)」。一般的なSauceではなく「源」を意味するSourceを用いた。

 妻はこのソースを使って、オホーツク農山村体験型ツーリズム推進協議会でデコ巻きずしづくりの講師を務める。ほかにも真っ赤なナポリタンや薄紅色の千枚漬けなど家庭料理を基本にアレンジを発表している。

 一方、消費者側でも遊び心いっぱいに発想を楽しんでいる様子。何よりも、安全な作物だということが背景にあるからでケーキやタルト、和菓子の練り切りにも応用できそうだ。地元の素材に関心を寄せる北見のオホーツクベーグルはこのソースを使って常呂をイメージした「カーリングベーグル」を作成した。

 成分面では鉄分をはじめ血管を柔らかくする一酸化窒素、美肌効果が期待できるビタミン類、抗酸化作用のポリフェノール・ベタシアニンなど豊富に含まれると研究熱心な亜季さん。

 料理の色付けや隠し味として今後注目されそうなレッドビーツ。調理やレシピ考案を担当する妻に対し、夫は栽培を担う。

 レッドビーツは8月と11月の年2回、収穫できる。「作物として安定しているのは夏の収穫だが、色は秋の収穫のほうが濃くなる」。寒さにやられることもあるので加減が難しい。「無農薬で余計なものを入れたくない。これからも試行錯誤が続く」と可能性を探っていく。

 

瓶詰めのソース

瓶詰めのソース

手まりずし

手まりずし