北見北斗高校「強行遠足」

2024-10-01 掲載

(北見市/スポーツ)

走破

男子はコース短縮し56・1km、女子は41・2km
ゴールの達成感噛み締める

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 北見北斗高校の伝統行事、第92回強行遠足が9月29日に行われ、生徒達が過酷な長距離走に挑んだ。今回、男子は例年の71㌔から56・1㌔に約15㌔距離を短縮。学校スケジュールの都合や近年の熱中症予防で十分な練習量が確保できないとして、生徒の安全確保を目的に距離を縮めた。女子は例年通り41・2㌔を走破した。

 男子305人、女子276人が出場し、男子は午前4時、女子は同5時に同校を出発した。男子の新コースは「上ところ」「訓子府」「境野」までは例年と同じだが、そこから「置戸」へ向かわずに折り返し「訓子府」「中の沢」「豊地」を経て「常盤公園」でゴール。

 まだ暗い中をスタートした生徒達は各関門を通過しながら一路、常盤公園を目指した。長距離を走り抜いた生徒達は、つらさを克服した達成感を味わいながら安堵の表情を浮かべていた。

 男子の1位は陸上部の男子部員。20番台だったという昨年から大きく順位を上げ、初優勝。終盤、2人を抜いてトップに立つと、そのまま2位以下を大きく引き離してゴールした。タイムは4時間32分。「20㌔過ぎからきつくなりましたが、何とか粘ることができた。(優勝は)正直びっくり。でも嬉しいです」と満面の笑顔で話した。

 女子1位は同じく陸上部の女子部員で、タイムは3時間38分。女子部員もぶっちぎりで昨年に続き連覇を達成。「歩きたくなった時もありましたが、皆さんの応援が力になり、最後まで走り切ることができました」と充実感を味わっていた。(柏)

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