上半期の入り込み数は74万900人(前年70万600人)、宿泊数は23万57人(同22万2993人)で、いずれも前年を上回った。宿泊率(入り込み数に対しての宿泊者の割合)は31%で、前年比1ポイント増えた。
コロナ感染拡大前の平成31年度と比べると、入り込み・宿泊数ともに減少。コロナ感染が落ち着き日本を訪れる外国人旅行者が増加傾向にある中、網走市は復調の兆しはあるものの、依然として厳しい状況が続いている。
市内の外国人宿泊数は2万830人(前年比5009人増)。国別で見ると、台湾の5934人が最も多く、「その他」5682人、香港4775人、中国3135人、韓国1304人となっている。
昨年1月20日にリニューアルオープンした流氷館の来館者数は7万5825人で、前年(7万7134人)と比べ微減。博物館網走監獄は16万4842人で、同比1万5206人増えた。
市は、上半期の実績について「オホーツクエリアでは知床遊覧船事故による影響がいまだ根強く残っており、回復がうかがえるものの、他地域と比較し歩調は緩やかな状況」としている。