昨年12月21日に北見市留辺蘂町公民館で開かれた、北見市財政健全化計画説明会には約200人が参加した。会場からはさかえ保育園、温根湯温泉保育園の見直し、おんねゆ温泉花公園の廃止などに対する不満や不安が挙がり「子育て世帯が他地域に出て行ったり、女性や高齢者が暮らしにくい地域になってしまう」と訴える意見が出された。
参加者からは「移住して7、8年になるが、子どもが生まれたら、この地でちゃんと教育していけるのか心配」「もう住めないと留辺蘂から出ていってしまう人がいる」「子ども達の未来に希望が持てないプラン」と将来を心配する声が上がった。
その上で、マイナスばかりではなく「ワクワクできるマチに」「未来を描けるようなプランに」とプラスの方向も提案してほしいと前向きな計画を求める声も出た。
おんねゆ温泉花公園の廃止に反対する声も多く上がった。
「活発に活動している」として「利用者の声をどこまでヒアリングしているのか」とただしたのに対し、市は「利用者の声を直接は聞いていない。将来の老朽化へ地域の人と相談している」と答えた。
市に前向きな計画の提案も求め
花え〜るを考える会立ち上げ「存続への参考に」
酪農家ら同施設を利用する女性グループは「このたび〝花え〜るを考える会〟を立ち上げた。1月から月1回集まり、会員間で運営の意見交換をしていきたい。良い考えが出るのではと期待していて、存続に向けて参考にしてもらいたい」と述べ、辻直孝市長は「今後を楽しみにしている」と前向きに受けとった。
留辺蘂、常呂、端野3自治区での各説明会を3回シリーズで掲載。