校庭に完成したスケートリンクで17日、北見豊地小学校伝統のリンク開きが行われた。初滑りの1年生を含む全児童18人は、保護者らが寒空の下、造成してくれたことに感謝し、ピカピカのリンクに一歩を踏み出した。
学校リンクを造る小学校が少なくなるなか、同校では今年も豊地小スケート少年団父母の会が造成を担当した。父親らが造ってくれたリンクで自分も滑った経験があるという同校OBらで、柴田立大(たつひろ)会長は「保護者の数も少なくなるなか、皆で協力し造りました。雪が少なくて苦労しました」。
氷点下12度以下を目安に早朝4時くらいに出動。夜明け前の暗闇のなか日の出まで水まきし、夜の7、8時にもう一度〝夜討ち朝駆け〟的に取り組んだ。幅約10㍍、1周約140㍍の立派なリンクが今年もでき上がった。
リンク開きで児童達は「いっぱい滑って、上手になる」と約束。今月30日には校内記録会が予定されており児童達は感謝の気持ちを胸に、何周も滑って上達をめざしていた。 (寒)