津別町の地域おこし協力隊の活動成果報告会が20日、ウッドリーム(津別町大通地区コミュニティ施設)で開かれた。食品加工開発、農業、情報発信などさまざまな分野で奮闘する協力隊員6人が取り組みを発表し、参加した町民がエールを送った。
6人が1人10分ほどで活動成果を報告した。町内のカフェの運営などに携わり、今春、卒業後に旧北見相生駅舎でカフェを開く増田啓一郎さんは「不退転の覚悟でやりたい」と意気込みを述べた。
町内唯一の稲作農家の継承を目指す安部勇人さんは、一から稲作を学んできたこれまでの活動を報告。「予想を超えることばかり。(自分に)芽が出たかもわからない。農業人として未熟という自覚を忘れずにやっていきたい」と志を語った。
このほか、映像製作などを手がける大竹駿二さん、畑作に取り組む鈴木健史さん、移住促進などに取り組む大口桂子さん、主にSNSで津別の情報を発信する安達あゆさんがそれぞれ報告した。
報告後には質疑の時間も設けられたが「これからも頑張って」などとエールを送る町民が多かった。佐藤多一町長は「それぞれ力を発揮していただいている。協力隊員に協力しながら一緒にまちづくりをしていただけたら」と呼びかけた。 (浩)