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校章の由来まとめ覚書に

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2019/04/06掲載(北見市/歴史)

常呂の錦水小
前校長・小野寺哲浩さんが調査

北見市常呂町岐阜の錦水小学校の前校長・小野寺哲浩さんは在任中、同校の立派な校章に目がとまり、錦水という校名とともに由来を調査した。学校史など文献を調べる一方、地域に住む卒業生に聞き取りを試み、校章のよりどころは判明したが、校名については判然としないまま今春、異動になった。「よい校名だと思う。典拠については今後に引き継ぎたい」と後任に委ねた。

昭和13年ころ吉長 周才先生がデザイン
校名の典拠は不明「今後に引き継ぎたい」

廊下に掲示される校章と覚書を見る小野寺前校長(右)

廊下に掲示される校章と覚書を見る小野寺前校長(右)

常呂の市街地から栄浦地区へと向かう途中にある学校。畑作や酪農、漁業が盛んな地域で、在校生は十数人と小規模ながら歴史は古く、常呂教育所(のちの常呂小)に次いで常呂で2番目の常呂原野簡易教育所(旧・岐阜小、のちの錦水小)が明治33年に設置されたことを起源とする。

 着任以来、立派な校章を気に留めてきた小野寺さん。ペン先やホタルがデザインされた校章はとてもユニークで素敵だと思ったのが調査を始めた動機。

 昨年、地域に暮らすベテランOBら5人の卒業者から、校章に関する言い伝えを聞き取り、書き留めた。

 その覚書によると、

・校章は昭和12年~22年に在職した吉長周才先生が同13、14年ころ、デザインした。約80年前のデザインなのに、とても美しい。吉長先生は応援歌も作成した。

・ホタルとペンはともに勉学の象徴。ホタルの生息は水に通じ、ペン先は学問を表す。

・「水」の字を変形させたものを「錦」の周りに配置するほか、校章全体が「水」の字になっている。

 などと調査結果を記し、廊下に張り出した。

 一方で、校名の由来については諸説分かれ、確かな根拠を見出せなかったという。

 当時の岐阜尋常小学校と鐺沸尋常小学校が校舎の老朽化などを理由に統合し、昭和11年、錦水小学校が誕生した。

 同60年発行の「錦水小学校五十年史」には当時の関係者がそれぞれ「昭和11年の天皇陛下の本道行幸を記念し、オホーツク海とサロマ湖、ライトコロ川を象徴して錦水小学校と名付けた」などと言葉を寄せている。ただ、なぜ錦水なのか、誰が名付けたかを明記した文献は見当たらなかった。歴代PTA会長の一人が「行幸の御親閲で錦の旗を眼のあたりに拝し…」と言葉を寄せているが、関連付ける確かなものではない。

 校章の由来調査の際、OBから「錦」は紫雲たなびく平野、農業の繁栄を表し、「水」は水産、豊漁を表すなどと聞き取ったそう。小野寺さんは4月から斜里町の知床ウトロ学校に異動。錦水小学校への熱い思い入れは今後の赴任者に託す。 (寒)