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連載 防災を考える

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2019/05/08掲載(北見市/社会・本紙連載)

厳冬期避難所展開・宿泊演習より (完)
グループ討議とまとめの発表

一泊二日の演習日程を終え最後に、参加者によるグループ討議とまとめの発表が行われた。主催した日本赤十字北海道看護大学・災害対策教育センターの根本昌宏センター長が座長を務め、今後へ向けての提案も求めた。

集団行動上のリーダーシップ…誰が?
指示待ち多く…避難所運営側の意識持って

グループ発表を見守る根本センター長(右端)

グループ発表を見守る根本センター長(右端)

「協力できた」「みんなでルールづくりができた」「物品棚は有効活用できそうだ」という好結果のほか「脱水症対策に給水タイムの設定を」「みんなで運動をする場面があればよかった」「フリースペースがあってもよいのでは」といった要望や意見が出された。

 意思統一について意見を述べるグループが複数あり「作業内容を提示したり、タイムスケジュールを張り出すのはどうか」「マイクアナウンスだけでは周知徹底しない。プラス掲示板を活用するのはどうか」という具体的提案が出された。

 なかでも「指示する人がいたら良かった」「統括し、まとめる役の人が居ればスムーズに進んだ」と、はっきりとした指揮命令系統を求める声が多かった。

 具体的には「作業長の設置を」「役割分担の指示を」「完了の徹底を」「自分は何をしたらよいのか分かりづらかった」と、集団行動におけるリーダーシップの存在が要望に上がった。

 たしかに見ず知らずの人達の集団にあって、遠慮や相手への敬意もあり「誰かが指揮を」という意識は率直な感想と言える。ただ、少し消極的とも受け取られる報告に聞こえた。

 根本センター長は「突然発生した災害というストーリー性を踏まえ、皆さんに考えてもらうために指揮命令系統は、大枠だけにとどめた」と理由を答えた。前日の開講式では「皆さんに避難者ではなく、避難所運営側の気持ちになって体験してほしい」と他人任せではなく、積極的な参加を求めていただけに、指示待ちが多かったのは少し残念だ。

 根本氏は「来年度以降に向け、変えていきたいことを発表してくれた。参加者が年々増えており、その対応も考えなければならない」とグループ報告をまとめ、最後に「体験した中から一つだけでも地域に戻って発信を」と希望した。東京都から参加した男性は「段ボールベッドの有効性が理解できた。小学校のPTA活動に報告したい」、札幌市から参加した女性は「災害対策の備蓄に関心があった。最新情報を知ることができてよかった」と感想を語った。<完>(寒)

 

演習をサポートした日赤道看護大の学生に拍手が送られた

演習をサポートした日赤道看護大の学生に拍手が送られた