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2019/06/12掲載(大空町/社会)

大空町など丘陵地の農家奮闘

畑への定植まもない5月中旬に襲った強風で、管内の小清水町や大空町などの丘陵地にある畑では苗や作物が傷つけられる被害を受けた。取材してみると「ほ場(畑)により被害の差がある」という声が多い。畑の地形のほか、隣の畑に何が植えられているかにより、差が出ているそう。農家は気持ちを切り替えて、ジャガイモ畑の盛土やビート畑の草取りに静かに取り組んでいる。

小雨に加え強風で苗や作物に傷
培土作業や草取りに汗

大空町の農作業の様子

大空町の農作業の様子

「春に強風が吹くことはあるが、ここまで強いのは…」と大空町の畑作農家。オホーツク総合振興局によると、寒冷前線の通過により5月19~21日に強風が吹き、小清水で20日に最大瞬間風速28.6メートル、大空町女満別で同24.7メートルを観測した。野菜直売所の横に飲料水の自動販売機を置いている大空町の住民は、自販機の内部にまで土ぼこりが入って、機械が使い物にならなくなったそう。

 丘陵地にある大空町女満別開陽の農家によると「風の通り道の畑は被害が大きかった」。その一方で「隣が小麦畑のところは被害が少なかった」とも。

 「数十センチに成長している秋まき小麦が風よけになり、土が飛ぶのも少なかった」そう。ところが「定植まもないジャガイモ畑やこれから種まきする豆畑はきめ細やかに土を耕していたので、土が飛びやすかった」と分析。

 ビートの補植用苗の数には限りがあり「今年はこのままでいく」。葉が傷つくなど風害を受けると、生育が遅れがちで「大きく成長すると、周囲が日陰になって雑草も生えづらい。小さいと雑草が多い」と悩みながらも、草取りくわをせっせと動かしていた。

 同町女満別大成の農家は「強風の前に、雨が少なかったのが被害を大きくした」と振り返る。ジャガイモは植えて間もなかったが、「種いもがむき出しになっても、土を盛ればなんとかなる」と話し、せっせとトラクターで培土(ばいど)と呼ばれる作業を行っていた。

 「深刻なのは水不足」。リールマシンと呼ばれる散水機をフル稼働させ青々としたビートの葉をよみがえらせた。今後の低温傾向が気掛かりで「オホーツク海高気圧が居座って、霧と低温の夏になるのは勘弁してほしい」と冷夏を心配しつつ黙々と作業に励んでいる。   (寒)