人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

【オホーツクの情報源/伝書鳩WEB】

北見市で発行される日刊フリーペーパー 情報誌 チラシのポスティング 広告 所定域の全戸配布・部分配布 WEBコンテンツ オホーツク特選街・サイト制作
サイト内メニュー
会社案内メニュー

網走バス「運転体験会」奏効

tweet
2019/12/09掲載(網走市/社会)

公共交通の維持に力

 公共交通の運転手確保に向けた、網走バスの運転体験会が地道に効果を挙げているようだ。これまでの体験会参加者の中の数人が、同社に採用されたという。過去に参加した男性は「右左折や坂道発進なども体験できるのが面白い」と教えてくれた。〝人気ぶり〟を調べてみた。              (大)

「バスのハンドル初めて」や女性の参加も
4人採用の実績

路線バスの左折に挑戦する参加者

路線バスの左折に挑戦する参加者

 記者が取材した、5回目の運転体験会(12月1日、網走自動車学校)には20代から50代の18人が参加し、路線バスと都市間バス車両のハンドルを握った。驚いたのは、女性が2人もいたことだ。

 参加条件は「普通自動車免許を所持し、マニュアル車を運転できる60歳未満」。条件に合えば、誰でも参加できる。

 記者はまず、路線バスに同乗させてもらった。車内には数人の男性がおり、大型二種免許は持っているものの「バスの運転は初めて」という方もいた。

 白い手袋をはめてハンドルを握った50代の男性。「ブレーキが難しいね」と言いつつ、右左折や坂道発進などをなんなくこなした。男性の輝く目は、〝バス好き〟を物語っていた。

 記者は次に都市間バス車両に同乗。なんと、運転席には女性が座っていた。女性の夫は「バスの運転はまったくの初めてなんです」と心配顔。彼女は基本操作を学んだあと、ひるむことなく大きな車体を動かし始めた。夫は「うまいね。ママすごいね」と興奮していた。

 運転席の横に立つ教官役のベテランドライバーは「スピードに合わせたハンドル回しがいい感じです」。ただ、停車する際、ちょっとまごついて教官役を慌てさせたが、同乗していた同社の担当者が「これが体験会の醍醐味なんですよね」と説明すると、拍手と笑い声が沸き起こった。

 参加者の1人は「網走バスの体験会は外周を走るだけでなく交差点の右左折なども体験できるのが魅力です」と教えてくれた。

 同社によると、過去の体験会参加者の中から、4人をドライバーとして採用した。記者は、かなりの〝割合〟だと感じた。

 同社の現在の運転手は約80人。このうち50代後半が全体の3分の1ほどを占めており、この年代の定年退職時期を見据えた運転手の確保は、大きな課題だという。

 運転手不足は、人口減少やJR路線問題などに揺れる網走市にとっても大きな課題だ。体験会は地道な取り組みだが、ネット上などでの交流が豊かな「バスマニア」や「バス好き」の方々とのつながりを持てることも、網走にとってメリットだと感じた。

※体験会の様子は伝書鳩網走支店のYou Tubeチャンネルで見ることができます。URLは(https://www.youtube.com/watch?v=H0fxmk-d_T0)