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連載 鼻呼吸してますか? (1)

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2020/01/23掲載(その他/社会・本誌連載)

小児歯科専門医 今井香先生が解説

 最近、「鼻呼吸」という言葉をよく耳にしませんか? なぜ、鼻呼吸は大切なのでしょうか。口からはじめる健康づくりに取り組む小児歯科専門医・今井香先生(網走市在住)が、わかりやすく説明してくれます。子育て中のママやパパさんをはじめ、働き盛りのサラリーマンさん、健康づくりに励むお年寄りの皆さん、参考にしてください。

インフルウイルスから身を守る
口の中に作動スイッチ
侵入防止に歯磨きも

 夜空にオリオン座が輝くころになると流行するインフルエンザ。それはこの季節の乾いた寒冷気温がウイルスの増殖に好条件だからです。では、そのインフルエンザウイルスから身を守るにはどうしたらよいでしょう?

 予防接種、手洗いはもちろん大切ですが、ウイルスの感染力は気温20度以上、湿度50%になると大きく低下することが分かっています。それはウイルスが湿度50%では、わずか数%しか生き延びる事ができないからです。家の中では、温湿度計を置いて管理するとよいですね。

 では、屋外ではどうしましょう? マスクでウイルスの侵入を防ぎますか? 残念ながらインフルエンザウイルスは、とても小さく約0・1マイクロ㍍しかありません。それに対してマスクの目の大きさは、その50から100倍(約5~10マイクロ㍍)もありますから、ウイルスはマスク内にやすやすと侵入できるのです。けれど、マスクをすることで、マスク内の湿度が高まりウイルスの増殖を抑えることができますし、くしゃみをした時にウイルスを飛散させないことで予防には役立ちます。

 実は、マスクより強力にウイルスの侵入を防ぐ機能が、人には備わっているのをご存知ですか? それが鼻呼吸です。

 極寒の乾燥地域で呼吸しても副鼻腔(ふくびくう)という鼻腔に隣接した骨内の空洞が、体内に入ってきた低温の空気を体温の37度近くまで加温し、そして湿度100%に加湿調整する機能があるのです。さらに、鼻腔の粘液と繊毛は、その空気のろ過までしてくれるのです。

 この鼻呼吸を作動するスイッチがお口の中の上顎にあります。舌がぴったりと吸い付くことで、スイッチがオンになります。

 福岡の内科医の今井一彰先生が考案した、「あいうべ体操」をご存知の方も多いと思います。口を大きく動かして、「あーいーうーべー」と発音してから口を閉じる。そうすると自然と舌は上顎についていますね? そこが鼻呼吸のスイッチなのです。上顎に舌を吸い付けて口を閉じると自動的に鼻呼吸になります。

 そして、お口を閉じて鼻呼吸するのと同じくらい大切なのが歯磨きです。それは、インフルエンザウイルスが細胞内に侵入するためにかかせない酵素プロテアーゼを、お口汚れの細菌が作り出しているからなのです。

 今夜もオリオン座が、東の空で輝いています。歯磨き、鼻呼吸スイッチを確認しながら、冬の夜空を眺めてみてはいかがですか?