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想い出のパッチワーク“2人展”

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2020/10/16掲載(北見市/文化)

亡くなった友人の作品仕上げ…女性(55)

 2014年に56歳で亡くなった友人と、女性(55)による「想い出のパッチワーク展」が、北見市仁頃町の北見田園空間情報センターにっころで開かれている。女性は「友人が遺したものは大きく、想い出は消えない。手芸が大好きで明るい友人がいたことを、覚えていてほしい」と語っている。

北見のにっころで31日まで
友人の七回忌に合わせ
手芸が大好きだった彼女を覚えていてほしい

 女性と友人は27年前、市内のパッチワーク教室で知り合った。互いの子どもの年齢が近いこともあり、すぐに意気投合。女性は妊娠をきっかけに教室を止めたが、一緒に手芸を楽しみながら子育ての相談をするなど、友人との友人関係は続いた。

 パッチワークの指導者として意欲的に活躍していた友人だったが、病を患い、入退院を繰り返す生活に。それでも手芸への情熱は失わず、亡くなる1週間前に女性が見舞いに訪れた時も、作りかけのパッチワークが枕元に置かれていたという。

 友人が亡くなった後、女性はショックのあまり針が持てなくなってしまった。しかし一昨年の12月、自分の母親に手作りのバッグをプレゼントしたいと思い立ち、友人の作品を参考にできないかと友人の家族に連絡。作品だけでなく、たくさんの作りかけがあることが分かり、譲り受けることになった。

 「私なら、友人が何を作ろうとしていたかが分かる」と、友人を思いながら、切り取られていたパーツをつなぎ合わせ、次々とバッグやポーチなどを完成させた。

 作品展は「いずれ一緒に展示会をしたいね」と話していたことを思い出し、今年10月17日の友人の七回忌に合わせて開いた。バッグやタペストリー、人形など、友人の遺した材料での合作と、想い出が詰まったそれぞれの作品、合わせて約150点を並べた。作りかけで受け取ったものは、受け取った時点での写真も完成品に添えた。

 女性は「病気でつらいはずなのに、いつも明るく、私の心配をしてくれて、逆に元気をもらっていました。おかげで一生の趣味と生きがいができた。友人は人生のお手本。出会えて幸せでした」と感謝する。

 友人の遺した完成していない作品はまだあり「私に頑張れと言っているよう。これからも作り続けたい」と話している。

 同パッチワーク展は31日まで。月曜休館。  (菊)

 

故・瀬戸久美子さん

故・瀬戸久美子さん