北見市が高齢者運転講習
北見市が高齢者運転講習
2020/11/25掲載(北見市/社会)
急発進抑制機能などサポカーの実力体験
運転免許証を所有する70歳以上の北見市民を対象に、市主催の高齢者運転講習が19日、野付牛自動車学校で行われた。午前の部と午後の部に計14人が参加し、運転技術や認知機能を点検した。
高齢者の交通事故防止のため定期的に開催している。今年は同校の指導員による講義と実技、反射能力測定機器による測定などに加え、初めて安全運転サポート車(サポカー)の機能を紹介した。
トヨタカローラ北見がサポカーを用意。午前の部に参加した9人は同社の社員が運転する車両に同乗し、ブレーキとアクセルを踏み間違えた場合に急発進を抑制する機能と自動ブレーキを体験した。
車両が前方の障害物を検知して手前でグッと止まると、同乗していた参加者達は安どの表情。参加者の一人は「機能は素晴らしいが、できるだけ頼らないように、自分がしっかりしないとね」と話していた。
北見警察署によると今年、オホーツク管内でブレーキとアクセルの踏み間違えによる交通事故が1件発生している。市は次年度以降も定期的に教室を開く考え。 (匡)