秋の褒章
秋の褒章
2020/11/27掲載(置戸町/社会)
配布エリア内 受章者の横顔
置戸 沼津 一憲さん(73)
消防功績で藍綬褒章
置戸消防団の団長務め
住民の生命、財産守る活動に尽力
置戸町の沼津一憲さん(73)は職種別建設業に携わる傍ら、消防団活動に尽力。長い経験と知識から、団員育成と技術向上に努め、組織の充実強化に取り組んでいる。多年にわたる消防業務への献身がたたえられ、藍綬褒章が授与された。
1984(昭和59)年に置戸消防団に入って以来、36年間にわたり団員として活躍。昨年から団長を務める。2019(平成31)年に消防庁長官表彰を受賞し、同じ年に北海道消防協会から勤続35年夫人感謝状が贈られた。「家族の理解がなければ取り組めなかった」と沼津さん。
また団に対しても今年、消防使命に努め、消防の現場で功労があり、他の模範となる優良消防団であるとして北海道消防協会から表彰旗が贈られた。「団員の努力のたまもの」と誇りに思っている。
活動を振り返り「最近は火事が少なくなったけれど、自然災害が多くなり、団の活動も変化してきている」と気を引き締め「団員、関係者、家族の協力に感謝しつつ、住民の生命と財産を守る活動に今後とも尽力したい」と語る。 (寒)