新型コロナ対策や路線バス利用促進
新型コロナ対策や路線バス利用促進
2020/11/30掲載(北見市/政治・社会)
北見市が定例市議会に提案へ
北見市は12月3日開会予定の定例市議会に提案する一般会計補正予算などの議案を、11月26日に発表した。同予算には新型コロナウイルス感染症対策関連費用や、同感染症の影響で利用の減少した路線バスの利用促進のため市内在住の高校1、2年生らへの運賃助成を盛り込んだ。同会計に24億7527万3千円を増額する。
一般会計24億7500万円増に
新型コロナウイルス感染症対策関連費用は、庁舎内外でオンライン会議に対応するためのリモート環境整備や防災資機材の整備、感染症の影響を受けている公共施設の指定管理者への支援費など。休日夜間急病センターで発熱患者に対応するための、施設改修費と備品購入費も盛り込んだ。
また、利用の減少した路線バスの利用促進策として、市内在住の高校1、2年生と来年度の新1年生に対する運賃助成を計上した。1人当たり3千円分の乗車券を支給する。
提案する議案は、各会計の補正予算や来年度中に予定している使用料・手数料の改定に伴う公共施設の条例改正案など計108件と、専決処分の報告1件。
使用料・手数料の改定は諮問機関の答申通り基本的に据え置くが、新型コロナウイルスの影響による臨時休館などに備え各施設の料金の返還規定を整備するため、提案する議案の件数が膨らんだ。
補正後の一般会計は974億3170万4千円。補正後の全会計の合計は1427億5451万1千円。 (匡)