旧・日吉小跡地に公共複合施設
旧・日吉小跡地に公共複合施設
2020/12/19掲載(北見市/社会)
北見市 23年度中の供用開始目指す
北見市は、常呂自治区の旧・日吉小学校跡地に4つの施設を集約した公共複合施設を建設する計画で、さきごろ開かれた市議会福祉民生常任委員会に基本設計案を示した。2021年度に地盤調査などを行い、22年度着工、23年度中の供用開始を目指している。
会館、市役所出張所、消防団詰所、簡易郵便局を集約
旧・日吉小跡の建設予定地
建設場所の敷地面積は約9400平方㍍。すでに道道北見常呂線との高低差を解消するための盛土工事が完了している。
複合施設は、日吉会館、市役所日吉出張所、常呂消防団第3分団詰所のほか、市が業務を受託している日吉簡易郵便局の4機能を集約。災害発生時には市の指定避難場所となる見通し。
建物は木造平屋建てで延べ床面積は約400平方㍍。北見市地域材利用推進方針に基づき、建物の内部を中心に、地元産の木材を積極的に活用する。
熱源として災害対応型LPガスヒートポンプを導入し、冷暖房を賄う。敷地内には約40台分の駐車場を確保するほか、市の指定避難場所となる防災空地も整備。施設の出入り口前にはバス停も設置される予定。
総事業費は約5億1千万円の見込み。 (柏)