訓子府町が発表 新年度予算案
訓子府町が発表 新年度予算案
一般会計 前年比17.7%増 50億6020万円
訓子府町は16日、2021年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比7億5920万円(17.7%)増の50億6020万円。新消防庁舎の本体工事を7億4206万円掛けて手がける。
消防庁舎建設に7億円
優しいまちづくりへ菊池町政折り返し
記者発表した菊池一春町長は「任期の折り返しになる。すべての町民に優しいまちづくりを心掛けてきた。これからも町民の幸せのために全力を傾ける」と意欲を語った(写真)。
おもな施策を大きく7項目に分けて発表。「安心して子どもを産み、育てられるまちづくり」では中学生までの子どもに対する医療費助成に1512万円、「強い産業で活力を生み出すまちづくり」では町日出から弥生まで約5㌔にわたる農地整備事業を22.5%負担の1485万円掛けて新年度に完成させる。「いつまでも健康に暮らせるまちづくり」では新年度も特養やケアハウスの運営費に2000万円を補助。「みんなが快適に暮らせる基盤を整えるまちづくり」ではこれまで配置していなかった地域おこし協力隊の活動経費に449万円を計上。新規に1人が移住促進対策などを担う。
国保など4特別会計を合わせた総額は前年比12.2%増の69億9430万円。町税による収入は農業所得の減少などを見込み、前年比5.6%減の5億3414万円。財政調整基金などから4億2029万円を繰り入れる。自主財源比率は25.8%(前年28.5%)、依存財源比率は74.2%(同71.5%)。
全体としては老朽化施設の建て替えや設備の更新など「将来につながる財政運営を継続する視点に立ち、予算編成にあたった」と説明した。3月9日からの定例町議会に提案する。 (寒)