人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

北見市 町内会の加入状況は

2021-08-30 掲載

(北見市/社会)

調べてみました

 北見市はさきごろ、広報誌「広報きたみ」を市内のコンビニエンスストア(ローソン、セブンイレブン)に配置する事業を開始した。広報が自宅に届かない市民を対象としており、背景には町内会(自治会)未加入世帯の増加があるようだ。町内会は近年、未加入世帯の増加に加え役員のなり手不足や高齢化、住民意識の変化など様々な課題を抱えており、町内会のあり方を見つめ直す時期を迎えているのかもしれない。

「広報きたみ」届かぬ家も
世帯数は増加も加入世帯・率は減少傾向
行事、ごみ捨てなど課題に

■「広報きたみ」をコンビニに配置

 広報きたみは、各単位町内会が市の委託を受けて会員宅に配布。町内会によっては会員以外に配布しているところもあるが、未加入世帯の増加で自宅に届かない世帯も増えているようだ。

 市は昨年から郵便局への配置を開始し、今年8月には新たにコンビニへにも配置。現在は郵便局20カ所、コンビニ51店舗に置かれている。

■人口減も世帯数は増加、町内会は減少

 北見市の町内会数は市町合併時の2006年には812カ所だったが、年々減少し、2020年は769カ所と43カ所(5.2%)減少。会員数の減少や公営住宅の廃止などで解散する町内会が毎年数カ所ある。

 一方、市内の世帯数は06年に5万8099世帯だったが20年度は6万1586世帯となり、3487世帯(6.0%)増加。北見市の人口は年々減り続けているが、核家族化や世帯分離(同じ住所に一緒に住んでいるが、住民票上の世帯を分けること)などにより世帯数は増加傾向にある。

■町内会加入率は4自治区とも減少

 町内会加入率(加入世帯数÷全世帯数×100)を見ると、06年は市全体で74.1%だったが、年々減少して20年度は63.8%と10.3ポイント減少。自治区別では人口の多い北見が61.9%で最も低く、端野が73.0%、常呂が84.2%、留辺蘂が80.5%。北見自治区の加入率の低さが目立つものの、4自治区とも06年に比べると1割前後減少しており、加入率の低下は全市的な傾向であることが分かる。

■加入率の低下は人々の意識や暮らし方の変化などが背景か

 加入率減少の背景として、単身世帯や共働き世帯の増加、地域への帰属意識の低下などが指摘されており、高齢を理由に退会するケースもあるという。

 しかしこのまま加入率の低下が進むと、広報の配布ばかりでなく町内会行事やごみステーション・防犯灯の維持管理、防災防犯活動など様々な影響が出てくる可能性がある。

 これまで行政と役割分担をしながらまちづくりの一角を担ってきた町内会。個々の町内会によって抱えている課題や状況は異なるものの、全市的に人口減少や高齢化、生活スタイルや住民意識の変化などが進む現在、そのあり方について再考すべき時期を迎えているのかもしれない。 (柏)

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー

キーワード

  • 町内会
  • 加入状況

関連記事