昨年から猛威を奮ってきた新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで行ってきた花見や焼き肉などの活動ができなくなり、集めた会費の使いみちに苦慮した町内会もあったのでは。町内会として、みんなで使える災害用の備蓄品を用意してはどうでしょうか。
【発電機】
個人ではなかなか購入しにくい発電機。一緒に燃料も用意しておくといざという時に安心です(ガソリンやプロパンガスなど種類があります)。また、特定の人だけが使えるのではなく、町内会の会員が誰でも使い方がわかるように、実際に体験できる機会を設定することも大切。また、差し込み口の多い電源タップも忘れずに用意しましょう。
【調理用品】
町内会としても紙皿や紙コップ、ラップを用意しておくといいでしょう。紙皿にラップをかけて使用すると繰り返し使えて、ごみや皿洗い用の水の使用を最小限にすることができます。炊き出しのために大きな鍋やヤカンがあれば便利。調理に使う炭と着火剤は暖も取ることができます。
【給水用ポリタンク】
水を備蓄しておくのは難しいので、給水車が来た時のため、持ち手付きのポリタンクや給水袋があれば便利です。100円ショップで購入できるものもあるので、いざという時のために多めに用意しておくといいでしょう。
【テント】
祭りなどで使用するような大きなテントがあれば、食事をする時など、避難所内だけでは密になりそうな場合にゆったりと過ごせるので役立ちます。
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それぞれの町内会の規模や状況によって、どんな防災用品や備蓄が必要かは異なります。単位町内会だけで難しい場合は、近隣の町内会と連携して用意してもいいかもしれません。
普段から町内会の人間関係ができていることが大切です。北見市の出前講座「ミント宅配便」などを利用して町内会で防災に関する講座を開いたり、日頃から防災をテーマに話し合う機会を持つなどして、いざという時のためにみんなで備えましょう。