北見市は21日開会の臨時市議会に提出する議案を公表した。議案は一般会計補正予算と専決処分3件の計4件で、同補正予算には新型コロナウイルスの感染対策に取り組む医療機関への支援事業などを盛り込んだ。
医療機関への感染症対策支援事業は、北見医師会に2千万円、北見赤十字病院に1500万円、発熱外来開設医療機関に500万円、北見歯科医師会に1千万円の計5千万円を計上。財源として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てる。
そのほか、同補正予算には今年度中に北見市立学校が実施した修学旅行において、コロナ対策のため日程や行先を変更したことで生じた児童生徒の保護者負担の取消料や違約料を助成する経費131万4千円も盛り込んだ。財源は同臨時交付金。
また、今年度のふるさと納税の寄付金が昨年12月末現在で約16億7千万円となり、当初予算の8億円をすでに上回っていることから、返礼品の調達などにかかる不足額を計上した。
今回の一般会計の補正額は計15億435万9千円で、補正後は総額804億2898万8千円になる。 (匡)