北見ホトトギス俳句会とピアソン俳句会の合同句集「ライラック」が、このほど完成した。6年ぶり5冊目の句集で、花鳥諷詠を大切に、季節や詩情を詠んだ、会員ら15人の約700句を掲載している。両会を主宰する藤瀬正美さんは「どこに出しても恥ずかしくない句ばかりです」と話す。
日本伝統俳句協会会員、ホトトギス同人の藤瀬さんの指導で、北見ホトトギス俳句会は月2回、ピアソン俳句会は月3回、それぞれ例会を開いている。
句集には、本人や藤瀬さんが選んだ俳句を収録。タイトルの「ライラック」は、「北海道を代表する愛すべき花」と名付けたという。
藤瀬さんは「1年目、2年目の人もいますが、よくここまでの句ができたと思わせてくれます」と胸を張る。
北見ホトトギス俳句会に入会2年目の古山安則さん(87)は「俳句を始めてから、気持ちが穏やかになり、外に出て自然を楽しむ気持ちになりました。(初めて句集に参加して)自分の課題を見つけることができました」と感想を話している。
句集は250冊制作。関係者らに配布している。(菊)